私は大学1年の8月から卓球部に所属しています。留学などで不在にしていた時期もありましたが、この夏でちょうど卓球部員としての4年目を迎えました。卓球歴を数えると10年近くにもなることに驚きを隠せませんが、これまで大学の部活動で過ごした3年間は卓球のスキルを向上できただけでなく、ひとりの人間としても多くを学ぶことができた濃い期間でした。
この卓球部で学んだことは枚挙にいとまがないですが、「自らを客観視する力」と「組織を客観視する力」はとりわけ以前の自分にはなかったものです。
前者については、改めて卓球における自分の課題に取り組む上で、その重要性をひしひしと感じました。高校までを振り返ると、ただ単純に良いプレーを見て真似るの一点張りで練習していたように思います。この部活動に入り、OBの方々の指導やほかの部員からアドバイスを受ける中で、徐々に自らを第三者の視点から見ることができるようになりました。それはフォーム然り、配球然り、すべてにおいてです。そのような視点を得られたのはひとつの成長です。
そして、これまでに学んだことであり、今後も特に大切にしていきたいのが「組織を客観視する力」です。最初のブログで女子主将も書いているように、ここでは自分たちで主体的に動かなければなりません。もちろん上で書いたような練習時においてもOBの方々に頼るだけでなく、自分たちで切磋琢磨し、より巧く、より強くならなければならないのも確かです。しかしそれ以上に大切なのは、より良い組織になることだと私は考えます。新入部員の勧誘、定期的なミーティング、合宿の準備、対外との様々な調整など、ラケットを握らない時間もまた、部活動として大事な要素です。リーグ戦や各種大会が相次いで中止になっている現状ではなおさら重きをおける部分ではないでしょうか。
先日、卓球部の今後の方針についてのミーティングがありました。オンライン形式ではありましたが、個々がそれぞれの意見を出し、卓球部を組織として良くしようとする光景が見られました。正直なところ、これは今まであまり見られなかったものだと思います。これを継続することができれば、確実にこの東京外国語大学卓球部はさらに魅力的な組織になるはずです。
言うまでもなくこれまでもそうでしたが、現在の部員、すなわち後輩たちは特に、オンライン授業という慣れない日々を過ごしながらも卓球部のことを考えてくれています。前例にとらわれない新しいアイデアをたくさん出して、実行に移してくれています。コロナ禍で大変な日々が続く中、この卓球部に興味を持ってくれた1年生もいます。
始めに書いたように私は4年目を迎えて、現役部員では事実上の最高学年になります。これまでに経験してきたことを皆に還元していくとともに、後輩たちからも技を盗んだり見習うべき部分は吸収したりと、お互いに高め合える関係を築ければと思います。
イレギュラーな事態が続くことが予想される時期ですが、この2つの「客観視する力」を大切にして活動に取り組みたいです。
4年 川上
この卓球部で学んだことは枚挙にいとまがないですが、「自らを客観視する力」と「組織を客観視する力」はとりわけ以前の自分にはなかったものです。
前者については、改めて卓球における自分の課題に取り組む上で、その重要性をひしひしと感じました。高校までを振り返ると、ただ単純に良いプレーを見て真似るの一点張りで練習していたように思います。この部活動に入り、OBの方々の指導やほかの部員からアドバイスを受ける中で、徐々に自らを第三者の視点から見ることができるようになりました。それはフォーム然り、配球然り、すべてにおいてです。そのような視点を得られたのはひとつの成長です。
そして、これまでに学んだことであり、今後も特に大切にしていきたいのが「組織を客観視する力」です。最初のブログで女子主将も書いているように、ここでは自分たちで主体的に動かなければなりません。もちろん上で書いたような練習時においてもOBの方々に頼るだけでなく、自分たちで切磋琢磨し、より巧く、より強くならなければならないのも確かです。しかしそれ以上に大切なのは、より良い組織になることだと私は考えます。新入部員の勧誘、定期的なミーティング、合宿の準備、対外との様々な調整など、ラケットを握らない時間もまた、部活動として大事な要素です。リーグ戦や各種大会が相次いで中止になっている現状ではなおさら重きをおける部分ではないでしょうか。
先日、卓球部の今後の方針についてのミーティングがありました。オンライン形式ではありましたが、個々がそれぞれの意見を出し、卓球部を組織として良くしようとする光景が見られました。正直なところ、これは今まであまり見られなかったものだと思います。これを継続することができれば、確実にこの東京外国語大学卓球部はさらに魅力的な組織になるはずです。
言うまでもなくこれまでもそうでしたが、現在の部員、すなわち後輩たちは特に、オンライン授業という慣れない日々を過ごしながらも卓球部のことを考えてくれています。前例にとらわれない新しいアイデアをたくさん出して、実行に移してくれています。コロナ禍で大変な日々が続く中、この卓球部に興味を持ってくれた1年生もいます。
始めに書いたように私は4年目を迎えて、現役部員では事実上の最高学年になります。これまでに経験してきたことを皆に還元していくとともに、後輩たちからも技を盗んだり見習うべき部分は吸収したりと、お互いに高め合える関係を築ければと思います。
イレギュラーな事態が続くことが予想される時期ですが、この2つの「客観視する力」を大切にして活動に取り組みたいです。
4年 川上