この一年を振り返って思うのはやっぱり卓球が好きだということ。床に擦れるシューズの音、床を蹴って伸びていく体、はじける球の感触。汗だくになって球を追いかけること、筋肉痛の体で寝転がること。ネットを越えないときの悔しさ、スマッシュが決まったときの気持ちよさ。ずっと忘れていた、卓球を始めたばかりの感動をもう一度思い出して再出発できた一年だった。
驚いたのは、負けたときうまくいかなかったときに悔しいと感じたこと。中学生高校生と大人になるにつれて人と競争することが減り、協調することの大切さを知った。自分を責めることよりも相手を称えることを覚えた。でもそれは自分に対する甘えだった。相手が努力してきたことから目を背けているに過ぎなかった。いつの間にかかっこ悪い自分になっていて、そのことを認めたくなかった。だからこそ、試合で負けて地団太を踏んでいた小学生の自分がまだ心の奥にいたことに新鮮さを感じた。そしてまだまだ強くなれると喜びを感じている。
今年の目標は、団体で勝てるチームになることである。団体戦は部活としての真価が問われる場。実力があるだけでは勝てない。協力だけでも勝てない。両方がそろって初めて勝つことのできる競技、それが団体戦だと思う。よい部活は部員間の競争と信頼のバランスが取れている。競争が激しすぎれば、相手を出し抜くことだけを考えるようになり、結果としてチームの雰囲気が悪くなり卓球を楽しむというもっとも大事なことを見落としてしまう。一方で協力することだけを考えて競争をしなくなれば、それは部活である必要性はなくなるだろう。競争は自分を高めるために、信頼はチームを強めるために必要であると思う。団体戦を通じて、個人としても団体としても成長できる場を目指していきたい。
最後に、卓球部には恵まれた環境がある。OBの方々が練習に来て技術指導をして下さり、試合の時には応援に足を運んで下さる。戦型も個性も様々な部員がいる。だからこそ、受け継がれてきた伝統を大切にしつつも、その時そのメンバーでしかできないことをやり遂げることに意義があると思う。そしてその積み重ねで一歩ずつよりよい部活へと進んでいくように思う。私は大学生活の貴重な時間の中で卓球部を選んだことに部員が胸を張れるような部活にしたい。そのために少しばかりの貢献ができるようにしていきたい。
二年 今村
驚いたのは、負けたときうまくいかなかったときに悔しいと感じたこと。中学生高校生と大人になるにつれて人と競争することが減り、協調することの大切さを知った。自分を責めることよりも相手を称えることを覚えた。でもそれは自分に対する甘えだった。相手が努力してきたことから目を背けているに過ぎなかった。いつの間にかかっこ悪い自分になっていて、そのことを認めたくなかった。だからこそ、試合で負けて地団太を踏んでいた小学生の自分がまだ心の奥にいたことに新鮮さを感じた。そしてまだまだ強くなれると喜びを感じている。
今年の目標は、団体で勝てるチームになることである。団体戦は部活としての真価が問われる場。実力があるだけでは勝てない。協力だけでも勝てない。両方がそろって初めて勝つことのできる競技、それが団体戦だと思う。よい部活は部員間の競争と信頼のバランスが取れている。競争が激しすぎれば、相手を出し抜くことだけを考えるようになり、結果としてチームの雰囲気が悪くなり卓球を楽しむというもっとも大事なことを見落としてしまう。一方で協力することだけを考えて競争をしなくなれば、それは部活である必要性はなくなるだろう。競争は自分を高めるために、信頼はチームを強めるために必要であると思う。団体戦を通じて、個人としても団体としても成長できる場を目指していきたい。
最後に、卓球部には恵まれた環境がある。OBの方々が練習に来て技術指導をして下さり、試合の時には応援に足を運んで下さる。戦型も個性も様々な部員がいる。だからこそ、受け継がれてきた伝統を大切にしつつも、その時そのメンバーでしかできないことをやり遂げることに意義があると思う。そしてその積み重ねで一歩ずつよりよい部活へと進んでいくように思う。私は大学生活の貴重な時間の中で卓球部を選んだことに部員が胸を張れるような部活にしたい。そのために少しばかりの貢献ができるようにしていきたい。
二年 今村